日本国内の仮想通貨取引所では規制によりレバレッジが最大4倍になりました。
「もっとレバレッジをかけたい!」
「でも追証は怖い・・・」
「安全に取り引きしたい」
「出金拒否に遭いたくない」
「ハッキングによるコイン流出が怖い」
そんな投資家から注目されているのが、追証なし・最大レバレッジ100倍での取引を提供している海外取引所、「BITMEX(ビットメックス)」です。
当記事では、ビットメックスの特徴、登録方法、口座開設方法、使い方まで完全解説します。
目次
- ビットメックスって何?
- (1)香港の取引所
- (2)レバレッジ100倍
- (3)追証なし
- ビットメックスって手数料はどのくらい?
- (1)ビットメックスの手数料(ビットコイン)
- (2)ビットメックスの手数料(アルトコイン)
- (3)ビットメックス手数料は高い?安い?
- ビットメックスはどうやって始めればいいの?
- (1)準備するもの
- (2)登録方法
- (3)二段階認証の設定
- (4)入出金方法
- 海外の取引所だけどリスクはないの?
- (1)ビットメックスは日本語対応
- (2)高いセキュリティと高速サーバ
- (3)日本円は入金できない
- 出金拒否はないの?
- (1)出金は1日1回(22時)のみ
- (2)出金拒否はできない
- ビットメックス以外の海外取引所との違い
- (1)高いレバレッジ
- (2)追証なし
- (3)本人確認書類が不要
- ビットメックスにはアプリがない?
- ビットメックスのチャートの見かた
- (1)TradingViewのカスタマイズ方法
- (2)インジケーターの使用方法
- (3)オーダー機能
ビットメックスって何?
(1)香港の取引所
ビットメックスは、HDRGlobalTradingLimited社によって運営されている仮想通貨FX専門の海外取引所で、香港を拠点としています。
ファイナンス、Web開発、アルゴリズム取引のトップクラスの専門家たちで構成されるチームによって、2014年に設立されました。
多くの投資家からの支持を集め、現在、世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所となっています。
(2)レバレッジ100倍
ビットメックスでは、レバレッジ をなんと最大100倍までかけることが可能です。
日本国内の取引所のレバレッジは、一番高い倍率でも、GMOコインやZaifなどの25倍であるため、レバレッジの高さはビットメックスの大きな魅力です。
(3)追証なし
ビットメックスの大きな魅力は、「追証」がないことです。
追証(追加証拠金)とは、取引で損失が発生したとき、追加で入金しなければならないお金のことです。
例えば、国内の大手取引所であるBitflyerやCoincheckでは、証拠金維持率80%以下で追証が必要となっています。
さらに大きなポイントとして、ビットメックスでは「ゼロカット」システムを採用しています。
ゼロカットシステムとは、口座残高がマイナスになってしまった場合でも、マイナス分を取引所側が保証してくれるため、証拠金が0以下にならないシステムです。
損失が出た場合、入金した証拠金を失うことはあっても、借金を背負うようなリスクはありません。
ビットメックスって手数料はどのくらい?
ビットメックスでは、ビットコインの入金と出金に対しては、手数料はかかりません。
ただし、ビットコインの出金の際、少額のビットコインネットワーク料がかかります。
ビットメックスの主な取引手数料は、下記のようになっています。
(1)ビットメックスの手数料(ビットコイン)
- メイカー手数料:-0.0250%
- テイカー手数料:0.0750%
- 資金調達(ロング・ショート):変動
それぞれの手数料について、詳しく解説していきます。
①メイカー手数料
メイカー手数料とは、価格を決めて注文を出す「指値注文」の手数料です。
オーダーを注文板に並べて、マーケットを「メイク」するので、メイカーと呼ばれます。
ビットメックスのメイカー手数料は-0.0250%なので、指値注文で100万円分のオーダーが約定した場合、250円もらえます。
メイカー手数料がマイナスであるため、ポジションを持つだけでビットコインが増えます。
なぜ、手数料なのに逆にお金がもらえるのでしょうか?
注文板にオーダーが少ないと、成行注文で意図しない価格での売買が生じるなど、リスクが生じます。
注文板にオーダーがたくさん並び、活発なトレードが行われるようにしたいため、ビットメックスの運営側は、メイカーに手数料を払っているのです。
手数料だけで儲かるので、同じ価格を指値注文して手数料分だけ儲けることもできます。
しかし、価格の変動によって売却のタイミングを失う恐れもあるので、注意が必要です。
②テイカー手数料
テイカー手数料は、価格を決めずに注文する「成行注文」にかかる手数料です。
注文板に並んでいるオーダーから「テイク」するので、テイカーと呼ばれます。
成り行き注文で、100万円分のオーダーが成立すれば、750円の手数料がかかります。
メイカー手数料に比べ、テイカー手数料はそれなりの手数料がかかりますが、指値注文だけではマーケットの波に乗れないこともあるので、成行注文もうまく利用して利益を上げられるとよいでしょう。
③資金調達(ロング・ショート)
資金調達手数料とは、スワップポイントと呼ばれる「金利」のことです。
ロングポジション(買い)の場合、8時間ごとに金利を受け取ることができ、ショートポジション(売り)の場合、8時間ごとに金利を支払います。
金利は、日本時間の5時、13時、21時に発生します。
スワップポイントは変動制で、取引画面上で現在の資金調達率を確認できます。
ビットメックスでは、アルトコインの取引も行うことができます。
アルトコインの取引手数料はビットコインと若干異なります。
(2)ビットメックスの手数料(アルトコイン)
- メイカー手数料:-0.05%
- テイカー手数料:0.25%
ビットコインに比べ、メイカー手数料は2倍、テイカー手数料は3倍以上かかります。
アルトコインの取引では、テイカー手数料が大きくなっていることにご注意ください。
(3)ビットメックス手数料は高い?安い?
ビットメックスの手数料は、他の取引所と比較すると高いのか安いのか、気になるところだと思います。
実際に比較してみましょう。
手数料一覧
取引所 | メイカー | テイカー | 資金調達 |
ビットメックス | -0.025% | 0.075% | 変動 |
DMM | 0% | 0% | 0.04% |
Bitbank tread | 0.01% | 0.01% | 0% |
bitFlyer | 0% | 0% | 0.04% |
QUOINEX | 0% | 0% | 0.05% |
GMO | -0.01% | 0.05% | 0.04% |
Coincheck | 0% | 0% | 0.04% |
まず、メイカー手数料がマイナスになっていて、逆にお金をもらえるという点は、ビットメックスの大きな特徴であることが分かります。
対して、テイカー手数料は他社に比べ、少し高めといえます。
ビットメックスはどうやって始めればいいの?
(1)準備するもの
まずはじめに、準備するものはこれだけです。
本人確認の手間がないので、思い立ったらすぐに登録することができます。
①メールアドレス
GmailなどのフリーメールでもOKです。
②スマートフォン、パソコン
二段階認証があるため、両方あると良いでしょう。
③スマホに「GoogleAuthenticator」のアプリをインストール
二段階認証を行う場合に使用します。
二段階認証は任意ですが、セキュリティを高めるため、ぜひ行いましょう。
(2)登録方法
登録は、パソコン画面、スマホ画面、どちらからでも行うことができます。
まず、登録フォームに4つの項目を入力します。
①Eメール
GmailなどのフリーメールでOKです。
②パスワード
英数字8文字以上で登録できます。
③住んでいる国
アクセスした場所を判別し、自動的に入力されていることが多いです。
自分の居住地と合っているか確認しましょう。
④名前(任意)
名前は入力しなくても登録できますし、ニックネームでもOKです。
アカウントはメールアドレスで識別されます。
登録後に名前を入力することも可能です。
最後にチェックボックスにチェックを入れ、「登録」ボタンをクリックします。
クリックを完了すると、登録したメールアドレスにメールが送られてきます。
「BitMEX」というアカウントから送信される、「Eメールを検証してください」という件名のメールです。
メールを開くと、下記の画面が表示されます。
「メールを検証」ボタンをクリックすると、登録が完了し、ビットメックスの取引画面が表示され、ログインした状態になっています。
これで無事登録は完了です!
(3)二段階認証の設定
登録が完了したら、二段階認証の設定もしておきましょう。
二段階認証を行うことで、セキュリティ面をより強化することができます。
- 画面左上の「アカウント」をクリック
- 左側のメニューバーから「マイアカウント」をクリック
- 画面下部の「2要素認証を有効化」をクリック
「2要素認証を有効化」のプルダウンメニューでは、「GoogleAuthenticator」または「Yubikey」のどちらかの認証方法を選ぶことができます。
Yubikeyはセキュリティが高いものの、専用の認証デバイスが必要となります。
今回は、より一般的な認証方法である、GoogleAuthenticatorを選択します。
このように、画面にGoogle認証コードとQRコードが表示されます。
Google認証コードは、GoogleAuthenticatorで認証コードが発行できなくなった場合に必要な、秘密コードです。
メモを取ったり、画面キャプチャを保存するなどして、大切に保管しておきましょう。
QRコードをスマホで読み取ると、GoogleAuthenticatorに6桁の数字が表示されます。
この数字を上記画面のワンタイムパスワード入力ボックスに入力し、「送信する」をクリックします。
画面左下に、「二段階認証が有効化されました」と表示され、二段階認証の設定が完了します。
(4)入出金方法
①入金方法
ビットメックスでは、ビットコイン(BTC/XBT)の出金、入金・送金のみに対応しています。
ビットコインの入金方法についてご紹介します。
画面上部の「アカウント」をクリックし、左側のメニューバーから「入金」をクリックします。
ビットコイン入金用のアドレスが表示されますので、他の取引所のウォレットなどから入金しましょう。
②出金方法
続いて、ビットメックスから他のウォレットに送金する方法です。
メニューバーから「出金」を選択すると、出金画面が表示されますので、下記の項目を入力します。
- 宛先アドレス
送金先のウォレットのBTC入金用アドレスを入力します。 - 金額
送金したいBTC(XBT)数量を入力します。 - ビットコインネットワーク料金
最低料金0.0002XBTで送金ができます。 - 2要素トークン
二段階認証を登録している場合は、トークンを入力します。
すべて入力出来たら、「送信」をクリックします。
確認メールが登録メールアドレスに届きますので、メール画面の「ViewWithdrawal」をクリックし、表示される画面上で「出金を確認」を選択すれば送金完了となります。
セキュリティの観点から、ビットメックスでは1日1回、日本時間22時のみに出金が行われます。
それまでは、出金のキャンセルが可能です。
海外の取引所だけどリスクはないの?
(1)ビットメックスは日本語対応
ビットメックスは海外の取引所ですが、日本語に対応しています。
不自然な自動翻訳ではなく、きちんと人の手が入っていると感じられる、自然な日本語です。
ヘルプページも日本語が用意されていますし、何かあれば日本語で問い合わせができるので安心です。
日本語以外にも、英語、中国語、ロシア語、韓国語に対応しており、世界中にユーザがいることが分かります。
(2)高いセキュリティと高速サーバ
海外の取引所の場合、セキュリティ面に不安を感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、ビットメックスは、セキュリティの高さで高い評価を受けています。
ビットメックスのセキュリティの特徴をご紹介します。
①マルチシグ対応
マルチシグとは、ウォレットアドレスから仮想通貨を送金する時に、2つ以上のパスワードが必要とされる仕組みです。
鍵が2つ付いている家は、泥棒から敬遠されるように、ハッカーもマルチシグ対応の取引所はハッキングを避けるのです。
ビットメックスは全てのウォレットアドレスについて、マルチシグに対応しています。
②コールドウォレット対応
ビットメックスは、インターネットと繋がっていない、コールドウォレットと呼ばれるウォレットにデータを保存しています。
ハッカーはインターネットを通じて情報を盗もうとするため、オフラインになっていると盗むことができないのです。
③出金時の厳しいチェック
さらに、ビットメックスからの出金には、ビットメックスの2名以上の従業員の手作業での承認が必要となっています。
これにより、ハッカーがもしもマルチシグとコールドウォレットを突破しても、すぐに残高を異動させることはできません。
(3)日本円は入金できない
注意しておきたい点として、ビットメックスでは日本円を入金することができません。
そのため、下記の手順が必要となります。
- ビットメックスに対応している仮想通貨を、国内仮想通貨取引所からビットメックスに送金する。
- ビットメックスで利益が出たら、国内取引所に送金して、日本円に換金する。
国内取引所に登録していない方は、ビットメックスを始める前に登録しておきましょう。
出金拒否はないの?
(1)出金は1日1回(22時)のみ
ビットメックスでは、セキュリティ対策のため、毎日22時に1回だけ、送金手続き処理が行われます。
ビットメックスで送金手続きを行った場合、通貨の送金処理自体は、10分ほどで完了しますが、22時までは送金処理がされません。
22時以降の出金申請は、翌日の22時に処理されますので、ご注意ください。
(2)出金拒否はできない
海外FX業者の中には、出金を拒否するような悪徳業者もまれにいるため、出金が安全に行われるかは気になるポイントです。
ビットメックスの出金はビットコインで行われ、送金中はいつでも状況が確認できるようになっています。ビットコインはインターネット上でいつでも第三者が確認できるようになっているため、出金処理が行われれば、「出金拒否」はできない仕組みになっています。
ビットメックス以外の海外取引所との違い
(1)高いレバレッジ
仮想通貨のレバレッジは、国内取引所では日本国内の規制があるため、海外取引所のほうが高いレバレッジをかけられる場合が多くあります。
高いレバレッジを誇る海外取引所の中でも、ビットメックスは特に高いレバレッジをかけることができます。
下記の主要な仮想通貨FXの海外取引所のレバレッジと比較しても、ビットメックスのレバレッジの高さがお分かりいただけるかと思います。
各海外取引所のレバレッジ倍率
海外取引所 | レバレッジ倍率 |
エフコイン | 3倍 |
ZB | 3倍 |
bitfinex | 3.3倍 |
ビットマックス | 10倍 |
bybit | 100倍 |
ビットメックス | 100倍 |
クリプトGT | 200倍 |
ビットメックスは、クリプトGTに次いで高いレバレッジ倍率を誇っています。
(2)追証なし
海外取引所のすべてが追証なし、かつゼロカットシステムに対応しているわけではありません。
追証なしを実現し、ゼロカットシステムに対応しているビットメックスであれば、借金を負うリスクなしに、高いレバレッジで取引を行うことができます。
(3)本人確認書類が不要
国内取引所の場合、口座開設にはマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要になります。
これは金融庁から「仮想通貨交換業者」として認可を受けている業者は、口座開設を行う際、本人確認書類の提出が義務付けられているためです。
海外取引所でも、パスポートなどの本人確認書類を求められることが多くあります。
しかし、ビットメックスでは本人確認が不要で、メールアドレスだけで登録が可能です。
煩雑な手続きを行う必要がないので、登録してすぐに取引を始めることができます。
ビットメックスにはアプリがない?
現在、ビットメックスには、正式なスマホ用アプリはありません。
スマホで取引をする場合は、ブラウザを利用する必要があります。
文字が小さめで、パソコンよりは少し見づらくなりますが、スマホのブラウザに対応しているので、大きなストレスなく使用することができます。
がっつり分析をするときなどは、パソコン画面のほうが良いかもしれません。
また、スマホのホーム画面にビットメックスのホームページのアイコンを設定して、アプリのように使う方法もあります。
スマホ画面から、ビットメックスのホームページにすぐアクセスできるので便利です。
ビットメックスのチャートの見かた
(1)TradingViewのカスタマイズ方法
ビットメックスは、TradingViewという、海外の高機能なチャートソフトを取り入れています。
TradingViewは、仮想通貨だけでなく、FXや株取引の各種トレードでも使われています。
専用のサイトで、無料でも使用することができますが、有料プランだと$12.95~$49.95の料金がかかります。
しかし、ビットメックスでは、有料プランでしか使用できない機能を、無料で使うことができます!
上級者も使用するツールなので、初めは使い方に戸惑うかもしれませんが、使いこなせるようになれば、高度な分析を行い、トレードの機会を広げることができます。
TradingViewを使いこなして、さまざまな分析にチャレンジしてみましょう。
ここでは、TradingViewを使いやすくカスタマイズする方法をご紹介します。
初めに表示される取引画面では、チャートの画面が小さいので、矢印ボタンをクリックして最大化しましょう。
画面が大きくなりました。
左上のプルダウンで、時間足を変更できます。
1分足から、時間足、日足、週足、月足まで、さまざまな時間足に切り替えできます。
画面右側の軸では、上下にスライドさせて、価格の表示幅を変更できます。
さらに、歯車のようなマークの「チャートプロパティ」をクリックすると、ローソク足の色等をカスタマイズできます。
自分の見やすいように、チャートの見た目を変更してみましょう。
(2)インジケーターの使用方法
トレードで利益を上げるために欠かせない、テクニカル分析。
TradingViewでは、テクニカル分析に必要な指標を表示してくれるインジケーターも、さまざまな種類が用意されています。
インジケーターのボタンををクリックすると、たくさんのインジケーターが表示されます。
すべてを覚えるのは大変ですが、よく使われる代表的なインジケーターをご紹介します。
インジケーターは直感的な部分も大きいので、まずは使ってみて、自分に合っているか確かめてみるとよいでしょう。
①ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、画像の青色の部分で、価格が収束するであろう価格帯を示す、価格の変動予測を表示するものです。
標準偏差と正規分布の概念が取り入れられています。
というと小難しいですが、平均データから、どの程度値動きにばらつきがあるかを計算し、どのあたりで値動きが収まるかという範囲を表示してくれるものです。
ボリンジャーバンドの状態から、トレンドの転換点を見つけ、売買すべきタイミングをはかることができます。
②移動平均線
移動平均線は、価格の推移の平均値を線で結んでグラフにしたものです。
対象の時間をさまざまに変更することで、短期的なトレンドや長期的なトレンドをつかみ、売買すべきタイミングのサインを捉えます。
③RSI
RSIは、ボックス相場で有効なオシレーター系のインジケーターです。
RelativeStrengthIndex(相対力指数)の略になります。
ボックス相場とは、一定の変動幅の範囲内で、価格の上下を繰り返す相場です。
値動きが、まるで箱の中に閉じ込められているかのようであるため、ボックス相場と呼びます。
RSIは、一定期間内での値動きの上下を元に算出されるため、ボックス相場に有効です。
RSIはある一定期間の変動幅の中で、どれくらいレートが上下しているか、0~100%で計算します。
70%になると買われすぎ、30%だと売られすぎと判断し、買われすぎの場面では売り、売られすぎの場面では買いのシグナルとなります。
④MACD
MACDは、日本語では移動平均収束拡散手法と呼ばれ、トレンドの転換点を見つけるのに使われるインジケーターです。
短期の移動平均線と、長期の移動平均線を用い、その差をもとにしてトレンド転換点を見極めます。
MACDは、0から±100くらいの数値で推移します。
MACDが0以上であれば上昇トレンドを、0以下(マイナス)の場合は、下降トレンドを示します。
ボリンジャーバンドやRSIと組み合わせて使うことも有効です。
⑤一目雲(一目均衡表)
一目均衡表と呼ばれることの多い指標ですが、ビットメックスでは「一目雲」という名前が使われています。
日本人が考案した指標で、世界中で「Ichimoku」として使用されています。
一目雲は、一目で価格の均衡状態を見ることができます。
ある時間の範囲内で、値動きとその中心値を踏まえて、将来の価格を予測します。
画像で赤と緑で表示されている部分は、それぞれ「雲」と呼ばれます。
ローソク足が雲を突き抜けるか、雲で反発するか、ということを見る場合が多いです。
(3)オーダー機能
ビットメックスで実際に注文を行うには、画面上部の「取引」をクリックすると、左側にオーダー画面が表示されます。
ここでは、ビットメックスで使用できる7つのオーダー機能をご紹介します。
オーダーの種類が多いので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、覚えてしまえば簡単です。
①指値注文
売りたい・買いたい数量と価格を指定して注文する方法です。
②成行注文
売りたい・買いたい数量のみを指定して注文する方法です。
オーダーが行われた時点で、注文板に並んでいる注文からオーダーが成立します。
もっとも簡単な注文方法といえます。
③ストップ指値注文
逆指値注文として使うことができ、損切のストップを入れておくときに使います。
ストップ価格より上または下になったときに指値注文を入れる形になります。
④ストップ成行注文
逆指値注文として使うことができ、損切のストップを入れておくときに使うのは、ストップ指値注文と同じです。
ストップ成行注文の場合、ストップ価格より上または下になったときに成行注文を入れる形になります。
⑤利食い(指値)
利確の注文を入れておくときに使います。指定した価格よりも有利な価格になったら利確されます。
⑥利食い(成行)
利確の注文を入れておくときに使います。指定した価格になったら、すぐに利確されます。
⑦トレイングストップ
価格の上昇や下落に合わせ、成行注文のトリガー価格が変更れる注文方法です。
値動きに合わせて調整されるストップ成行注文ともいえます。
現在の価格からレートを確認し、一番進んだところから、トレイル値分だけ逆行した場合に、成行注文を出す形になります。
今回はビットメックスを始めるために必要な情報について、一挙ご紹介しました。
まずは実際に使ってみるのが一番分かりやすいです。
さっそくビットメックスに登録して、トレードを始めてみましょう!